もうひとつの、蜜白玉のひとりごと

些細な出来事と記憶の欠片

もうすぐ10年目のバカ夫婦

今期(1-3月)はよくドラマを見た。見たと言っても3つだけれど、普段はほとんど見ないから、初回あたりから最終回まで気に入って見続けたのが3つもあるなんて近年にない大収穫だ。木曜日の「最高の離婚」と土曜日の「泣くな、はらちゃん」と日曜日の「dinner」の3つ。どれも先週で終ってしまった。終っちゃって少しさびしいなんて、まあ。

「糸ちゃん(カーネーションのこと)」以来好きな尾野真千子が出ている「最高の離婚」は、友人のススメもあって3回目くらいから見た。もっと早くチェックするべきだった!と口惜しい気がするほどにおもしろかった。長い台詞、込み入ったあるいは深刻な状況のはずなのに最終的にはプッと笑ってしまう展開。最終回なんて特に、染み入りすぎてどうしようかと思うくらい。中野区役所へ婚姻届を出しに行ったときのことを思い出した。ちょうど桜の時期で、手続きが済んで区役所の建物から外へ出たら、思わず、夫婦だー!と叫んで走り出したことを。すかさずタクシーにピッてされた、とんだバカ夫婦だ。

「はらちゃん」は「時効警察」以来好きな麻生久美子見たさに初回から。回を重ねるごとにどうするつもりなんだろう、という行き詰った感じがあったような気がするけれど、まあ話を作るのは私ではないので、ぼんやり見ている分にはいい。期待していなかった忽那汐里が意外とよかったのと、劇中歌(オープニングでもあったのか)がおもしろく、いまだに口ずさむ。

♪せかいじゅうのてきにこうさんさ たたかういしはない
♪せかいじゅうのひとのしあわせを いのります

(中略)

♪だからおねがい かかわらないで そっとしといてくださいな
♪だからおねがい かかわらないで わたしのことはほっといて

同じメロディーで違う歌詞もある。

♪こいのうたとかきらいなんだよね どれもみなおなじ
♪こいのうたとかきらいなんだよね わからない

(中略)

♪でもこいをした でもかたおもい あなたのことしかうたえない
♪でもこいをした でもかたおもい そんなじぶんにわらう

どっちもいい。いいな。

「dinner」はたまたま見かけて、イタリアンレストランの厨房の活気と江口洋介のふざけた感じが気に入ったから。そしてエンディングのサカナクションにもはまってしまった。なんですか?サカナクションて。CD買ってしまった。知らないのは私だけ?

sakanaction (初回生産限定盤CD+DVD)

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