今年読んだ本◇10冊目~16冊目
今年読んだ本について、10冊目からキリのいいところまで。
◇10冊目と11冊目:おおのやよい 絵と文『にわのともだち』『じょうろさん』偕成社
9冊目『夏のクリスマスローズ』からの流れで大野八生さんの絵本を読む。2冊とも図書館で予約して借りる。まさに、庭と庭仕事の“あるある”話で、あっさりと見逃してしまいそうな小さな生き物たちの暮らしが楽しそうに描かれている。人間は庭作りを通して、その小さき者の世界にお邪魔させてもらっているのだな。
- 作者: おおのやよい
- 出版社/メーカー: 偕成社
- 発売日: 2009/10
- メディア: 大型本
- この商品を含むブログを見る
- 作者: おおのやよい
- 出版社/メーカー: 偕成社
- 発売日: 2011/05/12
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
◇12冊目:いしいしんじ著『いしいしんじのごはん日記』新潮文庫
これは古本屋さんにて。いしいさんが三崎に引っ越してからのごはん(特に、魚!)のそれはそれはおいしそうなことと言ったら。たしか体が弱いとおっしゃっていたはずなのに、日記に書かれている日常生活は移動距離も長いし、夜遅くまでお酒も召し上がるし、なんだかんだ結構疲れそう。
- 作者: いしいしんじ
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/07/28
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 49回
- この商品を含むブログ (107件) を見る
◇13冊目:井上荒野(いのうえ・あれの)著『夜をぶっとばせ』朝日新聞出版
忘れたころにやってくる図書館の予約本。待ち時間が長いと、予約したときの読みたい気持ちは順番が回ってきたときにはもう薄れていて、だからぜいたくを言えば、読みたい本は読みたいと思ったときに全部買いたい。ああ、すごいぜいたく。で、感想は、またもや時間が経ってしまい忘れたけれど、勢いで一気に読めたからおもしろかったはず。でも再読はないという印象がぼんやりと残っている。井上さんの作品で好きなのはやっぱり『静子の日常』や『雉猫心中』に変わりなし。
- 作者: 井上荒野
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2012/05/18
- メディア: 単行本
- クリック: 6回
- この商品を含むブログを見る
◇14冊目:穂村弘(ほむら・ひろし)著『君がいない夜のごはん』NHK出版
これも古本屋さんにて購入。穂村さんはほんとうにおもしろい。視点がおもしろい。イケてない自分をそんなにさらけ出してだいじょうぶですか?と心配になるけれど、エッセイのおもしろさのツボはそこだよね。読み終えて母に貸したら、母もいたくお気に入り。
- 作者: 穂村弘
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2011/05/25
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 75回
- この商品を含むブログ (39件) を見る
◇15冊目:森見登美彦(もりみ・とみひこ)著『美女と竹林』光文社
図書館で借りる。森見さんの著書は初。タイトルはたくさん目にしているけれど、なぜか今まで一度も読んだことがない。嫌いとか避けているとかではない。最初に読むのがこれでいいのかわからない。たまたま棚で目についたからこれになった。一事が万事こんな調子で人を煙に巻くのだろうか。苦笑するおもしろさ。『夜は短し歩けよ乙女』がじゃんじゃん売れていたのっていつだったか。じゃんじゃん売れているものにはすぐ飛びつかないとか言っていたら、ずいぶん時が過ぎたようだ。だからハリーポッターも読まないでいたらすごい増えてるし。
- 作者: 森見登美彦
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2008/08/21
- メディア: 単行本
- 購入: 53人 クリック: 1,984回
- この商品を含むブログ (192件) を見る
◇16冊目:角田光代(かくた・みつよ)著『よなかの散歩』オレンジページ
図書館にて、返却本を並べたブックトラックをつらつら眺めていて見つける。角田さんのエッセイは何を読んでも楽しい。友達とおしゃべりをしているよう。夜寝る前に1、2個読むひとときの幸せなことよ。
- 作者: 角田光代
- 出版社/メーカー: オレンジページ
- 発売日: 2011/03/25
- メディア: 単行本
- クリック: 12回
- この商品を含むブログ (19件) を見る