もうひとつの、蜜白玉のひとりごと

些細な出来事と記憶の欠片

さて、と。

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 さて、と。

沈黙もそろそろおわり。何か意図があってだんまりを決め込んでいたわけではない。気がついたら1月が終っていた。あああ、と思っているうちに、2月も半分が過ぎた。行く・逃げる・去るの3セットは目まぐるしい。

つい最近、母がうちに泊まりに来た。母は家族だけれど、普段は別々に暮らしているから、うちにやって来た母は私にとっては「お客さん」である。だから親子なのに変に気を遣ってよそよそしくなる。実家に行っているときとはまるで違う自分の心持ちにとまどう。そのせいか、たった3日くらいの滞在でぐったり疲れてしまった。もちろん、母が帰る頃にはまた遊びに来てね、と思うのだけれど。そして次こそは、変に疲れずに歓待したい、と思うのだけれど。

母に限らず、お客さんが来る、という事態に我が家はまったく慣れていないのだ。もう少し社交性とやらを身につけた方がいいのかもしれない、他の誰でもない自分のために。

今年に入ってから、いいペースで読書が進んでいる。図書館で借りるよりも、古本屋さんで本を買うことが多い。ふつうの本屋さんでも気をつけているのにひょいと買ってしまうから困る。

読みたい本は買って、読んで、しばらく手元において、パラパラ見返したり人に貸したりして、そうやって本棚がいよいよいっぱいになったら、そのときは売ればいいかという考えにこの頃は落ち着いた。しばらく手元においておく。これが功を奏しているのかもしれない。今の自分の読み方にあっている気がする。読み終えてからも、表紙を眺めては話を思い出したり、ただ考えが流れていくのにまかせたり、1章ずつぽつりぽつりと読んだり、好きなように読む。だいいち、借りた本と違って期限がないから、読みたい気分が盛り上がってくるのをゆっくり待てる。

今年は「10冊に1冊は男性作家」「10冊に1冊は翻訳物」というルールを課している。そうしないと、日本の、それも女性作家のものばかり読んでしまうからだ。苦手でも、広がりが欲しい。

今年これまで読んだのが9冊で、読み散らかしているものも入れると15冊くらいになっているはずだ。そのうち、男性作家2冊、翻訳物1冊というところ。まあまあか。

これから日記を遡って、本の記録を少し書こうと思う。何日かかるんだかわかりませんが。とりあえず、読んだらメモ代わりにTwitterでつぶやいている。便利だわ。Twitterの使い道はもっぱら読書メモと電車の運行情報の確認と古本屋さんの棚情報の確認。お友達は少なめ。Facebookの方が人気あるみたいだけれど、私はあれはどうもなじめない。