もうひとつの、蜜白玉のひとりごと

些細な出来事と記憶の欠片

ほとんど人生相談

まだ読んでいない本について、いったい何を書こうというのか。でも、目次にさっと目を通しただけで、これから先、本を「読む」ことが今までよりもさらに深みを増して楽しいものになりそうな予感がして、いてもたってもいられなくなった。

本屋さんに売ってなかったから、仕方なく熱帯雨林でぽちっとした。PHP新書『[実践]小説教室 伝える、揺さぶる基本メソッド』根本昌夫著を購入。

本が好きな人はたいていは書くことにも少なからず興味を持っているはずで、私も小学生の時にはすでにお話を書くことへのぼんやりとした憧れがあった。気づいたときにはその気持ちが自分の内にあったのだ。何か書きたいと思って、夕食後にテレビを見るときなど、常に自分の前に紙と鉛筆を置いていた。あれは何のつもりだったのか、その紙に何かが書かれることはほとんどなかったけれど。

知人から根本さんの名前を聞いて興味を持っていたけれど、カルチャーセンターに行くほどでもないし、今回こうして新書になったので、これは読まねばなるまい、と俄然気合が入る。そして、目次に並ぶ各節の見出しを読むにつけ、この先自分が書くかどうかはともかくとして、この本を読んだら最後、これまでとは違った本の「読み方」ができるに違いないと確信した。さらに、「どんな人生も無駄ではない」の言葉にいたっては読書という活動を離れ、ほとんど人生相談やカウンセリングの域に入っている。

全部読んだらまた感想を書くことにする。今夜はとりあえず、読む前に感じた興奮をここに記しておくに留めたい。