もうひとつの、蜜白玉のひとりごと

些細な出来事と記憶の欠片

小さな女の子

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ひさしぶりに会う姪っ子はまた背が伸びて、そして真っ黒に日焼けしていた。言葉遣いも大人びて、ときどき見せる拗ねたような表情も、もうはじめて会ったときの、2歳の小さな女の子からは想像もできない。本当にあっという間に大きくなってしまうんだ。

大きくなった小さな女の子は、それでも黒目がちの瞳とやわらかそうな髪はそのままで、人見知りの中にもやさしさが垣間見えて、いいなと思った。

親戚の家を訪ね、お墓参りをして、お昼にお寿司をごちそうになり、午後は病院へお見舞いに行った。あわただしく動き回ったものの、楽しかったというかよかったというか、ひとまずみんなの顔を見て、安心した。

雨が降るという天気予報を信じて、帽子を持っていかなかったのが失敗。ものすごく日が照って、この上なく暑かった。入道雲が白くくっきりと空に立ち上っていた。