もうひとつの、蜜白玉のひとりごと

些細な出来事と記憶の欠片

腹・裏腹

笑えるくらいの不調続きで、今週は週の半ばに腹痛に襲われついでに背中も痛くなり、いったい腹の中で何が起きているというの。貧血のため鉄剤を処方してもらっているいつもの先生のところで、先生いままさにお腹がこのように痛いのですが、と訴えるとどれどれとていねいに診てくださる。結果、尿路結石の疑いで、8月の子宮筋腫に続き、自分のことながら思いもよらなくてまた驚く。

はたして結石疑いの腹痛と背中痛は薬を飲んだら翌日にはうっすらと、ぐらいまでになり平常運転へ。次はさて何でしょうか。自分の体にお伺いをたてれば、以前よりますます気になってきているのは、夕方に突如やってくる倦怠感と脱力感と手の震えだけれど、これに気がついたのは20代半ばくらいのことで、それも毎日ではなくて週に2、3回、午後3時くらいから夜にかけてで、その頃かかっていた別の先生には低血糖じゃないの?何か口にして、と言われ納得していたものの、それからも特に治ることもなく、今の先生には貧血を相談した折に甲状腺かもね、と言われ、検索してみればあらゆる症状が自分に当てはまるように思われ、しかも女性は30人にひとりは甲状腺の病気になるのに意外と知られていない上に、自律神経失調症やらうつ状態やら不定愁訴なんてことで治療を受けるに至っていないというから、おいおい。甲状腺ホルモンはまずは血液検査でできるようなので、これも貧血のその後を調べるついでにいっとくかというところ。

その場で取り出して見せることのできない、痛みや疲れというものの取り扱いは本当に難しい。他人より我慢弱い(我慢強いの反対)のかと思っていたけれど、こと生理痛に関しては明らかに痛くて当然の状態だったことが判明し、私の我慢が足りなかったわけではないことがわかり、痛みそのものがなくなったわけでもないのに、痛みに伴う真っ黒いいやな感情はすうっと消えてなくなっていくようであった。不思議なことである。倦怠感や腕のだるさ、手に力の入らなさ加減についても、この際甲状腺が説明してくださらないものかな、と淡い期待というとなんだか変だけれども、可能性として考慮してもいいんじゃないかなと思いはじめている。

食事や睡眠はそりゃあ完ぺきではないにしろそれなりに気をつけているし、日常生活が特にハードってわけでもないし、職場のストレスも大したことないのに、なぜかやる気が出ない、疲れて仕方ない、こんなことくらいでどうしてと、自分の体力と耐力のなさにがっかりしている3連休のはじまり。さわやかな空気と秋の空とはまったく裏腹よ。